シャア・アズナブル、ニコラス・ツェー
☆今、ファーストガンダムにはまっています。
今まで見たことが無かったのですが、勧められて劇場版の3部作と「逆襲のシャア」を見ました。
凄い!!こんなに面白いとは知りませんでした。
今度、一年戦争、ガンダムはどれだけ凄いかをミッチリ語る記事をブログに載せたいです(笑)
☆近々、三国志展に行く予定です♪
いつかは、三国武将達が駆け抜けた土地を巡る旅がしてみたいです。赤壁、夷陵、長坂・・・行きたいなぁ。
☆少しずつベトナム旅行記も、うpします☆
もう一度ベトナムに行きたい・・・
もはや、先週の話になってしまうのですが・・・
意外だった。
何が意外って。。。まさかこの街に雪が降り積もるなんて、思っても見なかった。
ヒートアイランドやら都市高温化やら、何かと温暖化だと言われる時代に、
まして人工排熱が多いといわれる、この都市に、
もう雪が降り積もることなんて無いと思っていた。
その日の朝早く、携帯電話に両親から連絡が入った。
「今日、そちらに行こうと思うのだけど。大阪は雪かしら?」
休日で寝ていた私は、
「まさか、この街に雪なんてありえないよ。」
と、外の様子も知らずに答えたが、「まさかね」と凍えながらベランダに出ると、
本当に雪が舞っていた。
「やめといたら?雪、振ってきてるよ・・・」
そう電話越しに母に伝える。わざわざこんな日に来なくても、と思ったけど
今日に限り、両親が大阪にいきなり来ると言い出す原因は、自分にあるのだろうとも思った。
「そう・・・お父さんに聞いてみるわ」
と母はそう言って電話を切った。
朝から降り出した雪は、昼にはすっかり大阪の街を白に染めてしまった。
そんな中、本当に両親は大阪にやってきた。しかも車で。
「大丈夫だったん?雪。」
そう言う私に、「高速、なかなか進まないし大変!」と言いながら母は、
マンションの前に停めた車のトランクから、蜜柑やらお米やらが入ったダンボールを取り出し私の部屋へと運ぶ。
父は運転席で何やら不機嫌そうだ。
「雪が心配だし、今日は雲丹とランチを食べたら、早く帰るわ。」と母が言う。
遅めのランチは適当に、クリスタ長堀のイタリアンのお店で取る事にした。
お店のオススメランチメニューを注文し、料理が来るのを待っていると
不機嫌そうに父が言う。
「お前、東京行くんか?」
私は思わず母の顔を見た。
母は、伐が悪そうに笑みを浮かべている。
・・・別に私が初潮を迎えた話でもあるまいし。と、そんな母を見てこちらが笑いたくなった。
今更、父さんには内緒ね、なんて母に話をする話題も持ち合わせていない。
つうつうは承知で話してんだから、そんな申し訳なさそうな顔しなくてもいいよ、と
そんな様子を見て、20代も中盤に差し掛かる娘でも
いつまでもこの人の子供なんだなと少し微笑ましくなった。
私は喉も渇いていないのにグラスに注がれた水を飲む。
そして
「・・・うん、行く。東京行くよ私。」
と、父に言った。
実は私には、以前父に上京を猛烈に反対された前科があって、だから今回も、
父は多分反対するのだろうなと思いながら、テーブルに届いたランチの前菜を突付いていた。
しかし、次の言葉を待てども父は「そうか。」と言っただけで、
その後、私の上京を反対するような事は言わなかった。
まぁ、前科持ちだからな、私。
そんな事を思いながら、ランチのメイン料理を待った。
そんな時に限って、なかなか来ない料理。珍しく苛立ちを見せる父。
雪だしな・・・料理なかなか来ないし・・・娘は東京行くって宣言するしな・・・
そりゃ、苛立つわな、と思い私は申し訳ない気分で、ごめん・・・と、心で呟いた。
食事を終えて外にでると、雪は雨に変わっていた。
「帰れそうやな。」
と父が言う。
「泊まっていってもいいよ?」
と、ふざけて言ってみるが、アホか、と一蹴される。
滅多に来ない両親が今日に限って大阪に来た理由は、荷物のためだけじゃないと
初めから言わずとも私は知っていた。
それは、東京に行く、と言い出した娘が大阪で一人、辛い思いをしているのではないかと心配したためだろう。
両親は、意外と元気な私を見て、安心してくれただろうか。
何処で覚えたのか、子は親を心配させる事を罪だと感じるようで、
努めて私はいつも、マイナス部分を両親に見せないようにしている。
水臭いと言うかもしれないが、時として子は、親に心の負担をかけないよう演じる事だってあるのだ。
車はマンション前に到着し、私は車を降りる。
「んじゃね。ありがとう。」
手を振る私に父は、
「盆と正月意外も、たまには家に帰ってこいよ。」
と言った後で、
「まあ、また来るよ。大阪は車で2時間や。近いな。」
と言った。
しかし、父の言ったその言葉が私には、
「東京は遠いぞ。」と言っているように聞こえて
両親の車を見送り、一人になった私は
こんな日に限って雪かよ・・・と一層切なくなるのだった。
イル・メルカート・アンジェロ

住所:〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場4 長堀地下街7号 クリスタ長堀
TEL:06-6282-2188
営業時間:11:00〜23:00(L.O.21:30)
定休日:不定休 1/1・2/17・12/31
「花をケチる男は、愛情もケチる」と、どこかで聞いたことがある。
花は人の値段なんだと、その時思った。
だから、花をケチる女にはなりたくないと、実は今でもそう思っている。
今年も、あのイベントがやってきた。
毎年、どうでもいいやん・・・と億劫になるイベント。
中高生じゃあるまいし、バレンタインに費やす労力が勿体ねーよ、と卑屈になる2月14日。
バレンタイン直前の、3連休。
梅田の百貨店で、特設コーナーに群がる女子達に混ざり私はというと、世に言う「義理チョコ」購入に精を出した。
「誰かどうにかしろよ・・・このイベント・・・」
と、一緒に付いてきてもらった友人に愚痴を零しながら、2人で安くて見栄えの良いチョコを物色する。w(その姑息な自分の精神が嫌になる。だから嫌いなんだバレンタイン)
が・・・
最近のカカオはそんなに急騰してんのか?
と、目を疑いたくなる程、チョコレートの糞高いことこの上なし・・・
アホらしや・・・
ボンボンショコラ一粒、2000円ってか!?
ちょっっっwwwwおまっっwww ウンコかっっ!!
想定していた予算では、到底追いつかない事実を知り、とんでもない怒りが込み上げてくる。
フガっー!!!
が、しかし、
そこで私は、自分を宥める理由を1つ思いだしたのだ。
「チョコレートは人の値段だ。」
花をケチる男は、愛情もケチるという。
ならば、チョコレートをケチる女は愛情もケチるのだ。ふむ、なんとなく納得がいく気がする。
ならば、義理チョコでも何でも、至る所で自分の価値を上げておこう、と閃く。
この辺が、なんとも自分が嫌な女だと自覚する所だわねw
とはいえ、一粒2000円を義理であげれる程、私もイイ女じゃ無いので。
適当な物をトットと選び、店を出る。
今年は、父や兄弟にもチョコを。
と、思い、谷町4丁目にあるオシャレな「ショコラティエ なかたに」というお店で、
少し奮発したチョコを購入。
この、身内と他人に生じる義理チョコ格差も笑えるが・・・
この紛れもない物的証拠によって、
どう足掻いても私は、愛情をケチる女の類いだろうと一層笑えてくるのだった。
ショコラティエ なかたに
住所:大阪市中央区鎗屋町1-4-1鎗屋アパートメント1F・B1
TEL:06-6943-0023
営業時間:11:00AM〜7:00PM 月曜休
+昼食。
このツアーの、もう一つのお楽しみは、昼食にあるのだ。
市内のレストランへと一行は向かい、ミトー名物”エレファントイヤー フィッシュの姿揚げ”を拝む。
そのグロテスクな外見。
まさにゲテモノを食らう、という御めでたい昼食なのだ。
レストランへと向かう途中、車ではチュンさんが、
「皆さんは、これからエレファントイヤー フィッシュを食べるワケですが。。。。
はっきり言って、あれはマズイです。ベトナム人も普段、アレは食べません。」
と、かなりの爆弾投下な発言をしたものだから、
愉快な9人はというと、かなりの不安を抱いた中の昼食と相成った。
意外とこの9人は打たれ弱い。
会話少なな空気を奪回すべく、「とりあえずアルコールでもいきましょうか?」と
例の岸部さんが元気に切り出す。
「そうしましょう」と満場一致。
みんなでビールを注文し、乾杯をしようとしたところで若干1名飲み物が到着してない事に気がつく。
例の寡黙な男性だ。
「あれ?寡黙さん、飲み物は?ビール頼んだ?」
自称主婦さんが訊ねるが、しかし、寡黙さんは沈黙したままだ。
「何も頼んでないの?」
一斉からの注目を浴びた寡黙さんは、照れくさそうに首を縦に振る。
「あなたぁ〜!!!どさくさに紛れても、自分のだけは注文しないとダメよっ!」
と、番長マダム妹が一喝を入れたから、かなり動揺ぎみの寡黙さんなのだ。
寡黙さんは片言の英語で、店員に話しかけようとするが、モジモジと見ていられない状態。
こうなると、やはり番長マダムの登場で、
「エクスキューズミー。プリーズ、ディスワン」
決して上手ではない英語だが、マダムがその場を仕切るのだ。さすが、だ。
一見怖そうな番長マダムの本質は、実は面倒見がいい姉御肌なのだ。
そして、無事全員の飲み物が到着し、乾杯をしたところで
例のエレファントイヤー フィッシュがお目見えする。
その外見は、凄まじくグロテスクだったものだから、愉快な面々はというと
口をあんぐり開けたまま、暫し放心。
またもや、言葉を無くしてしまったのだった。
キレイな店員の女性が、大胆にも手で毟り取るように、
魚の身を全員に取り分けてゆくのを、放心状態で見守る9人。
「惨い・・・」
と言いつつ、出されたソレを最初に食べたのは岸辺さんで、
「意外と旨いよ、これ!!」
と、言ったものだから、全員の不安が一気に消え去った。
「どれどれ。」とみんなが、そのゲテモノに食らいつく。
「たしかに、淡泊で臭くもないし美味しい!!」
チュンさんに騙された〜!!と笑いながら、愉快なランチは終わってゆくのだった。
またもやベトナムで、エレファント フィッシュに教えられた。
外見に囚われていてはいけないな、と。
ツアーのハイライトを終えて、一行は”チュンさん”引率の下、次の目的地へと。
次に向かうのは、「ビンチャン寺院」といって、ベトナム有数の古寺なのだ。
一概にメコン川クルーズツアーと言っていても、実は現地ベトナムには、様々な旅行代理店から様々なスケジュールのツアーが発売されいるのだ。
今回、私たちが選んだのは”メコン川クルーズ+ビンチャン寺院+昼食”というツアーだが、会社によって値段もスケジュールも違うので、もし行くことがあれば好きなものを選ぶのが良いと思う。
そこでは、おそらく観光客争奪戦が繰り広げられているからして、
他商品との差別化を図るため、思考したと思われる面白そうなツアーが沢山あるので、
メコン川クルーズ+αは、意外と見逃せないのだ。
だから、私たちが今回のオプションツアーを申し込むに当たり、初日の空港で出迎えてくれた
例の現地女性のスタッフさんと、一悶着あったというのも仕方の無い話なのだ。
実は当初、メコン川クルーズは彼女の知っている代理店で彼女を通して申し込むという話が、初日の送迎の車の中で進んでいたのだ。
彼女の言うツアーは、40ドルでメコン川クルーズ+昼食という行程で、ビンチャン寺院は付いていなかった。
そこで私が、「ビンチャン寺院にも行きたいんだけど、連れて行ってくれるの?」
と、彼女に尋ねたものだから、ややこしい事態を招くことになるのだ。
彼女はすぐに、会社と連絡を取り始め、結果、
「プラス2ドル支払えば、ビンチャン寺院にも行ける」
という説明を、私たちにしてくれた。
しかし、困った事に、私は40ドルで”メコン川クルーズ+ビンチャン寺院+昼食”というツアーが
他の代理店から発売されているという事実を、日本から事前にリサーチ済みだったのだ・・・
だから・・・
「40ドルで行けるツアー、インターネットで見たよ?」と言って、「40ドルにまけてよ♪」と彼女に言ったのだ。
しかし、彼女は
「私は他社全てのツアーを知っていますが、そんな40ドルで行けるツアーは無いです。」
と言うわけだ。。。
フガッー!!!
一気に商売っ気を出されて萎える私。あんなに車内でワイワイ喋っておきながら・・・
ええ・・・そりゃ萎えましたとも。
ったく、いくらマージン貰ってんだか知らんが・・・・
「じゃぁ、いいよ。自分でその代理店に電話して申し込むから。」
と言ってホテルに送ってもらった後、彼女とは何とも気まずい別れをしたのだった。
彼女と、そこまで気まずい思いをしてまで行きたかった、ビンチャン寺院。
チュンさん一行と、待望の寺院を訪れたわけだが。。。
いざ、目の前にしてみると、期待が大きすぎたのか・・・意外と小さな寺院で拍子抜けだった。
仏教、ヒンズーなんかよく判らんが、混同している感じだ。
建物は、確かに古そうで装飾が綺麗なのは印象的だった。
境内では、何となく世界平和を願いながら、僧侶に促されるまま、お香をお祀りして
短時間の内に、感動も無いままビンチャン寺院見学は終わったのだった。
同じ値段なら行くべし、そんな感じだろうか・・・
静かな波に揺られて、メコン川をゆっくりと下って行く。
チャプチャプと木造ポートから伝わる水面の音が、本当に心地よい。
ジャングルの中、椰子たちが作る天然トンネル、水面の空気は意外と爽やかに涼しくて、
穏やかだなぁ~と、この時間を眩しく感じた。
目映いあまり少し切なくなるような、そんな感覚。
小さな手漕ぎボートは4人乗りだ。
だから、定員オーバーの5人で乗り込んだ私たちのボートは、少し傾いていて、
しかもそれは、今にも転覆しそうな穴の開いたボロ舟だったから
少し波が立てば、水面ギリギリの私の船は安易に水没してしまうんだろうと、
頭の中で閃いたその光景が面白くて、ついつい一人で笑ってしまった。
なんだかベトナムは、どこにいても、ゆっくりとした時間が流れているのだと思った。
それは、日本には無い穴で、ベトナムにはある、ぽっかりと開いた穴だ。
ぽっかりと穴が開いている国ベトナム。
その、ぽっかりと開いた舟の穴を埋めるものが、日本にはあってベトナムには無いものだ。
大好きな、この国のゆるい時間も、すごくアバウトだと感じる多くの事も、
つまりそういうことだろうと思った。
だから、穴の無い事を、いつの間にか日常だと縛られている日本人の私には、その穴が少し羨ましく感じるのだ。
そんな感じだ、とベトナムの穴を見ながら思った。
静寂を保つジャングルの中、ボート上では誰一人喋ることも無く、
ただ静かに流れる川の上で、聞こえてくるのは鳥の囀り。
交差するボートの擦れる木の音には、少しのスリル感もオマケで付いて来る。
川幅は約、2メートルほどで、その中を上り下りの手漕ぎボートが交差するのだから、
お互いのボートがガシガシと色んな所にぶつかって、転覆しそうなスリル感がある。
ボートの上ではベトナムの菅笠、”ノン”が手渡される。
なんだか、雰囲気もそれらしくて、何しろそれを被ると涼しい。
約20分ほどのクルーズは、大きなメコン川本流に到着すると終了する。
そしてまた、漁船のようなフェリーでメコン川本流を渡り、帰るのだ。