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UNI-ROU
「 ベンタイン市場のオススメを、教えてあげる。 」
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プロフィール
HN:
雲丹(うに)
性別:
女性
職業:
生春巻き評論家
趣味:
気分次第でいろいろと
自己紹介:
★キュンな人:
シャア・アズナブル、ニコラス・ツェー

☆今、ファーストガンダムにはまっています。
今まで見たことが無かったのですが、勧められて劇場版の3部作と「逆襲のシャア」を見ました。
凄い!!こんなに面白いとは知りませんでした。
今度、一年戦争、ガンダムはどれだけ凄いかをミッチリ語る記事をブログに載せたいです(笑)

☆近々、三国志展に行く予定です♪
いつかは、三国武将達が駆け抜けた土地を巡る旅がしてみたいです。赤壁、夷陵、長坂・・・行きたいなぁ。


☆少しずつベトナム旅行記も、うpします☆
もう一度ベトナムに行きたい・・・
☆どーぴんぱん☆
●sonyさんとDOPING PANDAさんに貢献中。
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親切なティーさんと、ベンタイン市場までの道を歩きながら、自分がサイゴンの街に浮かれ過ぎていたと少し反省をしたけど、
こういう出会いが無いと思うと、逆に万有引力の無くなった浮かれ気分のサイゴンで良かったと感謝をしている。
そんな私は学習能力とかネガティブとかいう、そういうのとは無縁で生きているのだと少し思った。
 
ティーさんと共にベンタイン市場の前まで辿り着くと、ティーさんは私達の事がまだまだとても心配らしく、
ここで別れるのをやめて、やっぱり市場の中まで案内してくれると言う。
 
ベンタイン市場はとても広い。
約1万㎡という広大な敷地を誇るコロニアル様式の建物の中に、約2000軒を越える店が軒を連ねているのだ。
騒然と人と物が溢れ、迷路のように入り組んだ市場の通路を、
「ここが食品のお店と食堂が集まる場所で、こっちは衣服や雑貨が売っています。」
と、ティーさんは私たちが迷わないようにと丁寧に案内し、教えてくれた。
 ゴチャゴチャしている市場の中は、雑然と店が並んでいるのかと思えば
実はちゃんと、ジャンルごとに北西、北東、南西、南東とブロックが分かれているのだそうだ。
 
「ベトナムコーヒーと、ハス茶はもう買いましたか?」
 
ティーさんにそう聞かれ、「ううん、まだ。」と首を振った。
 
「僕の大好きな、とってもオススメのお店があります。凄く美味しいコーヒー豆が売っているお店なんですよ。」
 
「へぇ~。行きたい~!」
 
私達が声を揃えて言うと、ティーさんは嬉しそうに笑って
「じゃぁ行きましょう」と市場内にあるオススメのお店へと私達を案内してくれた。
 
毎朝、朝食で飲むコーヒーが美味しい事を思い出していた。
ハム子に、「ベトナムのコーヒーってブラックなのにほんのり甘い香りがして、 美味しいよ。」と今朝、話をしたばかりだった事を思い出した。
 「 ホテルのコーヒーがとっても美味しかったよ。」
と、隣を歩くティーさんに話すと「実はホテルのコーヒーも、ここの豆を使っているんですよ。」と、嬉しそうに教えてくれた。
 
辿り着いたお店は、畳1帖も無いような広さで、日本語も英語も通じないオバサンが一人で営んでいるようなお店だった。
商品は全て計り売りで、棚には色々なコーヒー豆と、お茶の葉が置かれていて、とてもいい匂いがするのだ。
 何か分からない事があればティーさんが通訳をしてくれると言う。
その言葉に甘えて、私たちは自分たちが買うコーヒーとハス茶とジャスミンティーそれぞれのグラム数をメモ用紙に書いて、お土産用にハス茶は小分けにして欲しいという事をティーさんから説明をしてもらう事にした。
オッケーサインを見せたティーさんは、「少し、"おまけ"をしてもらいましょう。」と言って、オバサンと交渉までしてくれた。
 
ティーさんがゲットしてくれた"おまけ"はアルミで出来た一人用のコーヒーフィルターで、それをハム子と私それぞれに5つほど戴けることになった。
オバサンが豆やお茶を袋に詰めてくれる間、ティーさんは色んな事を教えてくれた。
ティーさんの言うのには、街で売っているあらかじめ小袋に詰められているベトナムコーヒーや、ハス茶は、どれも質の悪い最低ランクの豆や茶葉なのだという。 観光客用に、質が悪いのに高い値段で売られているのだそうだ。
「ベトナムにはもっと美味しいコーヒーやお茶があるのに、とても勿体ない」と、
残念そうにティーさんは言うのだ。
 
商品が袋に詰め終わると、ティーさんは中身が分かりやすいようにとそれぞれの袋に日本語で種類の名前を書いてくれた。
コーヒー、ハス茶、ジャスミン・・・
 「ティーさん、日本語書くの上手だね。」
関心して私たちがそう言うと、ティーさんは照れながら
「僕は今、日本語の勉強をしているんです。でも、日本語は難しいです。特に、書くのは難しいです。」と言った。
「大丈夫、すごく上手だよ!」と私たちは上手にカタカナを書くティーさんのペンを見ていた。
 
本当に、ベトナムは私達に優しい。
ティーさんとの出会いが一層私をそう思わせたのは確かで、人懐っこいベトナム人の性格も大好きだと思った。
ベトナムの全てが好きだ。
こんなにも暖かく優しい国を、とても愛しく感じてしまうのは、日本に帰ればまた都会の疎外感の中で暮らしてゆくのだと知っているからだろうかと
これは3日目のセンチメンタルなのかも知れない。
 
ティーさんと店を後にして、お店のオバサンには「ありがとう」を言った。
手に持ったビニール袋の中からは、ベトナムコーヒーの優しくて甘い香りがしていた。


※サイゴン通信14 後日うpします。
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