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「 Oo。満腹道中記。oO    」
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HN:
雲丹(うに)
性別:
女性
職業:
生春巻き評論家
趣味:
気分次第でいろいろと
自己紹介:
★キュンな人:
シャア・アズナブル、ニコラス・ツェー

☆今、ファーストガンダムにはまっています。
今まで見たことが無かったのですが、勧められて劇場版の3部作と「逆襲のシャア」を見ました。
凄い!!こんなに面白いとは知りませんでした。
今度、一年戦争、ガンダムはどれだけ凄いかをミッチリ語る記事をブログに載せたいです(笑)

☆近々、三国志展に行く予定です♪
いつかは、三国武将達が駆け抜けた土地を巡る旅がしてみたいです。赤壁、夷陵、長坂・・・行きたいなぁ。


☆少しずつベトナム旅行記も、うpします☆
もう一度ベトナムに行きたい・・・
☆どーぴんぱん☆
●sonyさんとDOPING PANDAさんに貢献中。
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ベトナム2日目の朝。
今日は、朝からメコンデルタへ向かうのだ。

昨日の夜セットした目覚ましよりも、早起きしてしまった私。
ベトナムは日本と2時間遅れの時差があるからして、体内時計の都合上私は、ベトナムではずいぶんな"早起きさん"になってしまっている。

隣のベッドで爆睡中のハム子を起こす。

ベトナムの朝は早くから稼働しているのだ。
ホテルの朝食はAM6:00から始まっている。
30分ほど部屋でウダウダして、6:30分頃に9Fに朝食をとりに行く。

どうやらこのホテルは、欧米人の宿泊客が多いようで、フロアにはすでに沢山の欧米人がビュッフェスタイルの朝食をガッツリ頬張っていた。
私達も早速朝食を頂くことにする。

フロアを見渡し、料理を見渡し、朝から2人のテンションは急上昇。

何やらこのホテルの朝のビュッフェは、どうもゴージャスなようだ。

ベトナム料理に、中華、ブレッドにハム、チーズ。目玉焼きとフォーは、その場で作りたての物を頂ける。
ベトナムコーヒーに紅茶、オレンジジュース。南国のフルーツだって沢山種類が用意されている。
昨日、私達を驚愕させた例の"ハスの茎のサラダ"も、ちゃっかりメニューとして存在していた。

格安旅行の筈なのに。。。いいのかしら♪
ハム子と2人して、お皿いっぱいの料理を並べて、ゆっくり約1時間の朝食タイムを美味しく味わう。
料理はどれも美味しくて大満足☆
"ハスの茎のサラダ"は相変わらずチャーミークリーンの味がするしね☆

さあ、お腹もいっぱいになった事だし部屋に戻って仕度をしたら

いざっ!!母なるメコンへ!!!

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興奮のままホテルを飛び出し、ガイドブック片手に右も左も判らないサイゴンの街を散策した。

サイゴンの街は思いの他、都会だ。

街に日本語が溢れているのも、行き交う人に日本人が多いのも全て、この街が日本人オトメの心を一同に鷲掴みにしてしまったからだ。

チープでキュートな雑貨、ヘルシーでさっぱり味の食べ物、甘くて美味しいスイーツ。
こんな条件を出されて、日本人女子の心が揺るがないはずが無い。
今やサイゴンの街は、日本人女子たちがこぞって訪れる人気観光地なのだ。

そして私達も同様にベトナムに心をときめかせ、たった今入国したばかりの女の子なのだ。

街に出て最初に戸惑ったのは、やはりその交通事情だ。
無数のバイクが行き交う大通りには、横断歩道はおろか信号機だって存在しないのだ。

向こう側に渡りたくても、どうしたらいいのか判らない。。。。
だって、広い大通りなんだよ。暴走族のようにバイクが押し寄せる大通りだよ?

「どーすんの。。。?」
と、思わぬところで出くわしてしまった旅の大きな障害に、2人して大通りを前にして暫く呆然と立ち尽くしてしまった。
このバイクの川を、どうしたら渡る事ができるのか。。。私達はガイドブックに載っている、向こう岸のスーパーマーケットに行きたいのだ。
飲み物を調達するために今日、どうしても行かなくてはならないのだ。

みんなどうやって行ってるの?と、
辺りをを見回すと日本の観光客であろう家族が、私達のそばから大通りをスイスイと横断し始めたのだった。。。

フガーッ!!!!!!!!!!!
なにぃ~~っっ!!!!! ここを渡るというのかっっ!!!!!!

ブイーンブイーンとバイクの走る大通りを、スイスイ上手にバイクを避けて渡る家族を眺めながら、2人はまたしても呆然と呆気に取られてしまった。
が、しかし、
どうにもこうにも此処を渡ってしまわなければスーパーにはたどり着かないワケであるからして。。。
意を決して、その自殺行為を遂行したのだった。

ギャーギャー言いながらも見事、無事生きて向こう岸に渡る事ができ、目的のスーパーへと辿り付く事ができた。

スーパーで買い物をした後、その日は朝ご飯+2度の機内食を食べたというのにも関わらず。。。。
せっかくベトナム最初の夜なのだから♪とご飯を食べに行くことにした。

余り、お腹も空いていないんだけど。。。。

適当に何も判らず開いていたお店に入って、ビール2本と揚げ春巻き、ハスの茎のサラダを注文した。
しかし、初のベトナムの味を堪能し、またもや2人に衝撃が襲ったのだった。
"ハスの茎のサラダ"を食べた直後、顔を見合わせ、2人が発した第一声は。。。。

「なんじゃこりゃ!!!!!!!!!!!! チャーミークリーンの味がするwwwwwww」

爆笑!!!!!!!!!

食べたこと無いけど、確かに台所洗剤の味がするのだ。
これは多分、日本では"食べてはいけない物"に該当する味だ。
きっと根源は、なじみの無い「ハスの茎」だ。
こいつがこのサラダをチャーミークリーンの味に仕立て上げているのだ。

交通事情にしろ、サラダにしろ、なんて大胆なんだこの国は。。。

これは、すんげー食べ物だ。

でも、不思議なことに。。。まずくない。。。。
食べてはいけない味のはずなのに、意外とこの「ハスの茎」がイケルのだ。。。

食べるうちに病みつきになってしまった2人。

「こりゃ、日本に帰ったらチャーミークリーン食べれるわ私w」

台所洗剤って意外と旨いんだなー、と新たな発見。ベトナムに感謝。

そんな、今夜の食事は2人合わせて700円ほどという破格の安さだった。

帰り道、「明日から、めちゃオモロイ事になりそーやなー!!」と2人でそんな会話をしつつ、爆笑と共にサイゴン初の夜は終わっていったのだった。



サイゴン陥落から33年。
目まぐるしく発展し続ける、ベトナム最大の都市ホーチミン、
この街はかつてサイゴンと呼ばれていた。
仏植民地時代からベトナム戦争と、悲劇の歴史を見てきた街、サイゴン。
急激な高度成長へと変動する混沌の街、ホーチミン。
そこに暮らす人々もまた、錯綜する歴史と共に混沌の中を彷徨っている。
地図からサイゴンの文字が消えても尚この街が、未だ人々にサイゴンと呼ばれている理由も、この街が見てきた深い歴史を思えば不思議だとは思わない。
そこにはきっと、複雑な訳があるのだろうとおもった。

ホーチミンシティにて、私たちが泊まるホテルもまた、この街の様々な歴史を見てきた内の1つだろう。
"サイゴン ホテル"は1963年創業の老舗ホテルで、ホーチミンシティ最大の繁華街の中に静かに建っていた。
目の前に立ち並ぶ煌びやかな高級ホテルとは逆に、これは45年の歴史の風格と呼ぶのだろうか・・・なかなか、貫禄がある。洗練された感じは無いが、不便ではない。歴史と共に重厚さを増した館内が、サイゴンという名前に不自然さ無く溶け込んでいたので安心した。

ホテルの部屋に着くなり、電話で明日のため"メコン川クルーズ"オプションツアーに申し込んだ。
ホッと一息、ベットに腰をかける。
ベトナムらしいコロニアルなインテリアに、2人にしては広すぎる部屋を見渡し少しテンションが上がった。
「来ちまったよ・・・ベトナム・・・」
ハム子がそう言いながら、ベランダに続く部屋の窓を開けると、火照った空気が部屋に舞い込んできた。
「暑いよ!!ベトナム!!」
と私は部屋のクーラーのリモコンを押した。

サイゴン(ホーチミン)の夜は、空気が火照っていて毎日が熱帯夜だ。
ホテルのクーラーを暫く点けても、部屋は熱を保ったままなのだ。

「今夜寝れるかなぁ・・・」
クーラーの効かないサイゴンの夜に不安を抱きながらも私達は、押さえきれない興奮と共に夜のサイゴンの街へと飛び出したのだった。





飛行機の窓から見えた景色は、雨に霞んだベトナムだった。
夕方のスコールのホーチミンシティ。
約1時間半のフライトを終え、空港で出迎えてくれたのは現地の女性スタッフ、手には「雲丹様、ハム子様」と書かれたプレートを手にしていた。
ホテルまで案内送迎してくれる彼女は日本語の上手な人で、車の中では終始日本語の会話が絶えることはなかった。
去年まで日本の大阪に住んでいたという彼女。ベトナム人女性の事、日本人の事、様々な話を教えてくれた。
会話の途中、彼女がもう一度日本に行きたいと言うので、「なぜ?」と質問すると「紅葉が見たい」と答えた。
四季の無いホーチミン。
彼女は、秋になると真っ赤に色づく日本の山々を、もう一度見たいと言っていた。

車の窓を開けると、生ぬるく湿った風が頬っぺに当たる。
空港からホテルまでの距離はそんなに遠くない筈なのに、車は中々前に進まない。
夕方の薄暗い空気の中、まったりと流れる車内の時間とは逆に、道路に蔓延る無数のバイクの波が私達を次々に追い越してゆく。
びっくりする程バイクの多いホーチミン市内。そして、誰一人としてヘルメットを装着していない事、2ケツしかり3ケツなんて当たり前な事。。。ベトナムでは当たり前のこの光景に、6時間前まで日本を見ていた私達の目には刺激的に映ったのだった。

押し寄せるバイクの波は途切れることが無い。
ベトナムでは、最もポピュラーな交通手段はバイクのようで、その数は半端じゃない。
現地スタッフの彼女の言うのには、庶民にはまだまだ車は手が出ないもので、バイクが何とかやっと手に入る交通手段なのだそうだ。ベトナム人がヘルメットを被らない理由も、ヘルメット自体の値段が高すぎるためだ。被らないのではなく、被れないのだと言う。
しかし、今年年末にはホーチミン市内のヘルメット着用が義務づけられるらしい。
そのため市民は、お上にご立腹のようだが、ヘルメット着用に便乗した”レンタルヘルメット”なる商売もチラホラ出てきているようで、一概に皆がご立腹という訳では無さそうだ。



香港から一路ホーチミンへと飛び立った飛行機の中、恒例のスッチー達による試験が、乗客に執り行われていた。
機内では、大抵行われるこの試験。
試験の傾向としては、このような問いがスチュワーデスに扮した試験官により、乗客全員に執り行われる。
「ビーフ オア チキン?」
サービスの一環として提供される機内食と共に出題されるこの問いに、乗客はいつも決断力を試されるのだ。

本日2度目の試験の順番が私に回ってきた時、スチュワーデスに扮した目の前の試験官は私にこう問い、決断を迫った。

「パスタ オア ビーフ?」

優柔不断ゆえ、決断を迫られると非常に焦るのだ。目の前のスッチーの心の声まで幻聴するのだ。
「早く決めなさいよ。たかが二択じゃないの。エコノミーなんだから、どっちだって大差無いわよ。」
笑顔の彼女が心の中でそう言っているようで。。。

まさに、今私は猛烈に決断力を試されている。

たかが食、されど食。。。たかが二者択一、されど二者択一。。。なのだ。
意を決し、
「bbbbびびっビーフッッ!!」
と、葛藤の末の答えを出すと、スッチーはニコリともせず家畜に餌を与えるがごとく私の前に食事を差し出し、トットと去っていった。それを見た私は、この食事にここまで決断力を迫られる必要はあったのだろうかと疑問に思えてくる。とにかく私の試験は無事終了し、本日二度目の機内食を食したのだった。



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